味岡人形では、江戸時代よりの桐塑頭の技術を守り、職人が一つ一つ制作しております。

 桐塑頭と石膏頭(本頭)の違い

江戸前期は、ひな人形は大名の娘など特別な人にしか持つ事が出来なかったため、木彫りでつくられていました。これを、木彫頭(もくちょうがしら)と言います。江戸中期になり、人々もすこしずつ豊かになり、ひな人形の需要が増え「桐塑頭」という技術が誕生しました。
ひな人形で一番重要な頭(かしら)は、桐の木の粉にしょうふ糊を混ぜ、生地抜きをし、胡粉(ごふん)を何度も何度も塗り重ね、1ヶ月程度掛け丁寧に制作しています。これを桐塑頭(とうそがしら)、練頭(ねりがしら)と言います。
石膏頭(本頭ともいう)は、戦後の高度経済成長期とともに大量生産を目的に作られるようになりました。職人の技術も省略でき、近年ではコストを抑えるために海外でも多く作られています。
本当に良いお人形がこれから先、残っていけるよう、日々精進して参ります。



「桐塑頭」は細かなところまで手作りで表現しているため、口が奥まで開いており、歯と舌があります。また年月が経つと艶が出て味のある表情になってきます。頭の良し悪しが職人の腕に左右され、また、希少価値もあります。
「石膏頭」は流し込みで作られ、技術の必要な作業が省略されるため、口元が開いていません。近年では、コストを抑えるために海外でも多く作られています。同じ顔を大量につくることができるため、パンフレットで全国に販売することができます。


日々の製作
 雛人形の頭


桐のおが粉に正麩糊を練り合わせて人形の頭を型取る。
頑丈な つくりの中に描かれたしなやかな 曲線が、手作りならではのやさしさを伝えている。


義眼を埋め込み胡粉で固定する。その瞳の輝きは、生身の人間のもののように静かに潤っている。


生地の上に胡粉と膠を練り合わせて刷毛で地塗りを行う。
口や耳、目鼻となる部分を盛り上げる( 置き上げ) 。乾いた頭に薄めの胡粉をむらなく塗る。


中塗りした頭を湿ったさらしで磨き、人形の生命ともいえる目鼻や口を切り出していく。顔立ちはひとつひとつが微妙に違い、ほかならぬ人形師映水の豊かな面持ちがうかがえる。これも手作りの良さと言えよう。


人肌色に似た顔料で淡らと染めていく。明るく彩られた頭は温かみを増し、あたかも生きているようにさえ見える。


着色した頭に口紅やほお紅を化粧する。眉、生えぎわを一本一本丁寧に描く( かきさげ) 。
その表情は、不思議なまでに人の心を和ませてくれる。
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